|ピアノ修理⑨
カワイピアノサイレント取り付け
カワイの高級機種にクラシックV2を取り付けました。
大型のピアノになりますので、スペース的には十分余裕がありますが、部品が干渉する部分があり、
意外とやり難い機種です。
- 消音バー
- キーセンサー
- ペダルセンサー
- 消音レバー
- 操作パネル
- 仕上り
画像左上から、ハンマーの動きを制御する消音バー、
鍵盤の動きを検知するキーセンサー、
ペダルの動きを検知するペダルセンサー、
消音切り替えレバーは前後させるだけのワンタッチ操作、
子供さんでも簡単にお使いいただけます。
後付けユニットの利点として、お求めやすい価格と古くなって修理の場合でも取り外して簡単に修理可能な点でしょうか。
ご依頼ありがとうございました。R5年2月
白鍵鍵盤張替え
鍵盤に無数のひびが入っています。お客様のお話ではアルコールで毎日消毒していたそうで、
たまに消毒する程度でしたら問題ないのですが、毎日ですと次第にヒビが入ります。
白鍵盤の張替えを致します。
ピアノは45年位前につくられたピアノです。
- 無数のヒビ
- 木口はがし
- 上面はがし
- 接着
- 仕上げ
とりあえず、古い鍵盤を剥がしますが、ヒビだらけなのでバラバラになり、剥がしにくいです。
この時代のピアノは鍵盤木口と上面のツーピースになっています。
とりあえず新しい鍵盤を接着します。
その後面を落として形を整えますが結構時間のかかる作業です。
後は、お客様のご自宅でピアノに合わせ微調整して完成です。
ご依頼ありがとうございました。R5年2月
ハンマーヘッド交換
製造後やや年数が経過したピアノで、使用頻度が大変高く、高音部はハンマーフェルトの肉厚がありませんので交換しました。
- フェルト肉厚
- 仮取付け
- 接着済み
- 旧ハンマー
- 仕上り
ハンマーヘッドは音質に大きく関係します。
高音部のハンマーはフェルトがすり減り、心材の木が出てきています。
こうなるとハンマーを削って整形も出来ませんので交換する以外にありません。
それにしてもかなりのご使用量ですね。
ご依頼ありがとうございました。R5年2月
ピアノリニューアル
63年前のヤマハピアノで15年未調律です。
ヤマハのピアノですので、ピアノの躯体はしっかりしています。
カラクリ等の関節は動きません。
時間をかけてじっくり修理していきます。
- 蓋のキズ
- 鍵盤汚れ
- 割れ
- 交換準備
- ハンマー交換
- 清掃
- 錆び
- カビ
- カビ
- 錆び
- 錆び落とし
- 剥がれ修理
- フェルト
- 修理
- 交換済み
- 塗装
- 仕上り
- 鍵盤
- 全体
- 右サイド
- 左サイド
- ペダル
ご実家にあるピアノを、お孫さんのお稽古用に使いたいと言うご相談を頂戴しました。
良い点はフェルトの虫食いが少ない事と、ネズミによる害がない事でした。
ピアノ線も比較的良好な状態で躯体はしっかりしているようです。
カビが全体に酷く、湿気による可動部分の固着、全体のカビ、
フェルトの劣化などに対応いたしました。
修理後、時間をかけて試奏しましたが音質もよく修理の成果が出ております。
15年ほど前まで調律をなさっていたのも幸いでした。
ご依頼ありがとうございました。R5年4月
ヤマハW103修理
暫くノーメンテナンスのヤマハピアノをご実家からご新居に修理してお届けします。
湿気が多めの場所に設置されていたようです。
カビと金属の腐食、フェルトの劣化と塗装面の傷みが散見されました。
- カビ
- カビ
- カビ
- 錆び
- 錆び
- 変色
- スティック
- 部品交換
- 交換
- 仕上り
- 交換
- 仕上り
- 仕上り
- 新品
- 仕上り
- 調整中
- 仕上り
- 仕上り
- 仕上り
- 仕上り
- 仕上り
ご実家にあるピアノを、若い方がお使いになる為のメンテナンスをご依頼いただきました。
塗装面の修理はほどほどに、弾いた感じや音質を重視したいとのご希望をいただきました。
木目の美しいピアノですが、表面のカビを落としピアノ内部も念入りに清掃しました。
鍵盤の金具は腐食していましたので一部交換しました。
フェルト類も水分が垂れた形跡がありますので交換いたしました。
新品のハンマーに交換して、明るく力強い音色が蘇りました。
今回は外装のメンテナンスは最小限にしておりますが、剥がれている部分が多く、
なるべく補修いたしましたが、いつかは外装の塗装をなさると更に美しい塗装面が復活すると思います。
ご依頼ありがとうございました。R5年5月
ヤマハピアノサイレント取り付け
ヤマハU10です。作業はとてもやり易いです。
- 準備
- 消音バー
- レバー
- 音源
- センサー
サイレント取り付けは出張でも引き取りでもお引き受けできます。
ヤマハピアノは一般的には作業しやすいですが、製造から時間が経過している個体や、
試作品ピアノも一定数混ざっており、蓋を開けてみないとわからないです。
ご依頼ありがとうございました。R5年6月
ヤマハピアノ30年振りのメンテナンス
ヤマハUX1ですが、娘さんが使用しなくなってから約30年ノーメンテナンスでした。
フェルトの虫食いは少なく問題になるほどではありません。
湿気はやや多くカビの発生を確認、フェルトにも湿気が入ってしまい古いパーツの交換になりました。
ヤマハのハイグレードピアノですので是非復活させたいです。
- 作業開始
- ハンマー
- 完成
- クリーニング
- 調律
- 完成
ハンマーはドイツ製品に交換しました。
長年の未使用・ノーメンテナンスで、カビが発生してフェルトにも湿気が入り、
音質やタッチ感が低下していました。
ピアノ搬出が難しかったため、出張での作業でしたが内外奇麗にできました。
音も明るい感じの音色が復活しました。
ピアノ部屋の換気、扇風機などで通風よくできるといいですね。
30年振りの調律でしたので2度打ちしましたが鍵盤一つ分(半音以上)音程が下がっておりました。
ドレミと弾くとシドレの音が出ていました。
ご依頼ありがとうございました。R5年7月
カワイグランドピアノハンマー交換
カワイの180㎝奥行のグランドピアノ、製造後40年ちょっとです。
ピアノ教室ですので使用頻度は高めで、お引越しもやや多いご様子です。
ハンマーは古く硬くなり、金属的な音になってしまいました。
このハンマーを復活させることは出来ませんので、交換になります。
- 交換中
- 取り外したハンマー
- 新旧色違い
- 新
- 完了
ハンマーは日本製、ハンマーの付け根からアッセンブリー交換(組み立て品)とさせていただきました。
ハンマーヘッドのみの交換も出来ますが、ハンマーの付け根の消耗が激しいのと、お教室のためアッセンブリー交換でしたら1日で作業が完了できるため全体交換としました。
音質は金属的な音からしっとりした幅のある音質になりました。
*今年は修理、すごく多いですね。
ご依頼ありがとうございました。R5年7月